コロナ休校あけ。しんどかった小学校再開目一週間:記録と所感

送り迎えと分散登校

6月1日から、クラスを3分割にした分散登校がスタートしました。
登校時間は一時間半程度。
 集団登下校しないので、可能な限り親が送り迎えするよう要請がありましたが、2歳児もいる我が家で、小学校と保育園の送り迎えを都合往復2回も行うのは現実的ではありません。(時間的に一気に送れるタイミングではない)悪いけど、と長男には基本1人で登下校してもらうよう伝えました。4月になって数日通っていた育成室は一人で行き帰りしていたので、特に問題なくスタートしました。
 小学生なんだから本来はそうだし、親が送り迎えしたら密集するのは目に見えています。実際、すぐに「登下校時に密になるので校庭で送り迎えの受け渡しを行います」「早めに来ても教室の消毒作業で入れません。混雑するので指定した10分間に登校してください」と、学校側の対応もなんだか後手後手な感じを受けました。

 毎日登校時間三パターンからローテーションされるため、日々のスケジュールが非常に立てにくいです。(事前に予定表は出ていますが)一週間、午前前半、午前後半、午後を同じ組でずっと同じ時間に登校させるのではなにか不具合があるのでしょうか。そちらのほうがよほど予定を立てやすいと思います。

自宅で種まきして、小学校に戻した朝顔たち

懸念していたことが現実に

 長男が通った時間帯は、一週間通して登校したのは7名だったそうです。感染防止のため水道水から飲むの禁止。毎日水筒持参。持ち物の貸し借り禁止。
 一時間半しか登校しない中で、休み時間は5分ほど。その間はトイレ、給水、次の授業の準備、と実質自由になる時間はほぼなかったようです。

 まだ再開の目途が立たないものの、給食便りには「おかずの交換をしない」「全員前を向いておしゃべりしないで食べる」との記載がありました。
 保健便りには、学校から布マスクを配布する予定について。手洗いの方法、咳エチケットについて。感覚を開けた座席配置での授業の様子。見ず知らずのクラスメイト。自由時間がないのだから、当然、仲良くなるタイミングもありません。
 
初週は勉強らしいプログラムはほぼなく、「校舎内案内」「クラスメイトを覚える」「防災について」がメイン。後半は少しずつ算数の基礎と休校中に出た宿題の続きであるひらがなのプリントをやったようです。

単調な内容に、木曜日には長男は、慣れない登校への疲労もあり「つまんないから行きたくない」と非常にゴネていました。なだめ透かして仕方なくその日は送り迎えもして、帰ってきたら「やっぱ楽しかった」とは言っていたものの、友達もできない、授業も簡単すぎる、遊ぶ時間もない、では「つまんない」となるのは当然だろうと思います。

家庭への負担

 この一週間の家庭学習としては、授業中に行ったひらがなのプリントの続き(1日2枚)と、音読、図工、音楽など。飛沫が心配な歌や、みんなで作業するような図工は感染リスクを考えて登校中は行わないということでしょう。
  でも、小学校って、勉強も大事だけど、そういうことのほうが大事なんじゃないの?と疑問に思いました。ひらがなや算数のプリントは、自宅でやらせても学校でやっても大差ないように思います(子供によりますが)

 ただ黙って学校でプリントをやらせているだけなら、正直言って完全自粛の4月中のほうが負担は少なかったです。
 全て家庭でスケジュールを管理できるし、勉強の進捗だって子供に合わせてあげられます。もちろんすべての家庭がそうではない事は百も承知ですが、学校のスケジュールに振り回されて親子ともに疲弊している現状、学校に行く意義を完全に見失っています。

 私自身は、現在超時短、在宅リモートワークという恵まれた状況ですが、朝出社して夕方帰宅する人は対応できるのでしょうか。一応育成室も再開が始まりましたが、こんなに複雑なスケジュールを子供が管理しきれるのか不安だし、お弁当作りも負担になります。

 さらに言いたいのは、毎日の持ち物について。持ち物とスケジュールのプリントは基本的に漢字で仮名もなく、子供一人で対応できるようにはなっていませんでした。最初から完全に親が全部用意する前提になっています(プリントの仕様上どうしてもそうなる)

子供の要領を得ない説明(というか本人は説明を受けていないと言う)で手渡されるプリントの解りにくいこと。これを解読するためにまず一苦労です。どうしても、「母親は専業主婦かパートで短時間労働なんでしょ、子供のフォローは家庭でしてください」という圧を感じてしまいます。きっと、その感覚が当たり前すぎておそらく学校側は無意識なんだろう、とも感じます。

対して保育園の対応は

 保育園は完全に通常運転で(もちろん可能な限り在宅で見れる場合は休園要請)時短保育も休園も、家庭に任せて、園は全力で「出来る限りの消毒」「園児のマスクはなし」「大人は検温、消毒徹底」として、「保育」を行っていく、というスタンスです。

 2ヶ月べったり過ごした次男は毎日毎朝泣き叫び、「保育園行かない、保育園行かない、おかーさんと遊びたい!!」と、連日進級したクラスの入口を大変賑わせていました。去年まで長男と一緒に登園していたのに、彼がいないことも相まって、「小学校行きたい、保育園行かない!!」と騒ぎまくっていました。

それでも保育士さんはどこ吹く風とギャンギャン泣きわめく次男を抱き抱えてにこやかに私を送り出し、うっかり渡し忘れたものがあって部屋に戻った2分後には、あれほどまでに荒れ狂っていた次男に、静かにお茶を飲ませていました。

 ただ、行きも帰りも「行きたくない、帰りたくない、散歩したい」の次男に付き合うと向こう一時間くらい歩かされるので、私自身もへとへとになり、やはり木曜日、真っ昼間に、気がついたら畳の上で倒れるように寝落ちていました。

園内の様子では、おおよそ半分程度がまだ自主休園しているようです。我が家も、16時半お迎えの時短利用。園から事前に、「保育園という性質の都合上、ソーシャルディスタンスを保つことはできません。少しの早お迎えでも助かります」と連絡が来ていました。

小学校とは施設の目的が違うので一概に比較はできませんが、保護者と子供に対して「どういった姿勢なのか」をハッキリしているかが最大の違いで、親として、どのように対応すればいいのかは非常に分かりやすかったです。

今後の小学校に期待すること

 学校や教員は、はたしてどこに重きを置きたいのでしょうか。ただ単に「学校再開」を目的にするのではなく、ただただプリントを渡すのではなく、学習の狙いや目的を、いつまでにどの程度達成する必要があるのでしょうか。できている子は飛ばしていいのでしょうか。苦手な場合はどの辺りが最低理解してほしいことなのでしょうか。

感染を心配して登校してきていない子供もいます。「電話連絡をするので心配しないでください」とプリントに記載されていましたが、それで対応できるのでしょうか。

学校への文句ばかり出てしまいますが、学校側も前例のない対応で、色々大変だと思います。ただなんというか、「感染防止」と「従来の学校」を無理に継続しようとして、八方塞がりになっている気がします。

 個人的には、小学校は、勉強は大切だけど、それ以上に様々な人がいて、様々な価値観で生活している、ということを知る場だと思っています。そこで、会話もなく、食事も1人で、黙々と勉強するのはなんだかなぁ……と思わずにはいられませんでした。おそらく運動会や学校祭なども中止されるような雰囲気です。小学校での思い出って、ほとんどがそういうイベントではないでしょうか。それらが全くない学校生活って…
 「新しい生活様式」とはこんなに味気無い生活を強要されるのか?と、先行き不安になるばかりです。

 せっかく毎日行くのなら、「学校は楽しい」と思ってほしいです。友達と会って、おしゃべりして、マンガの貸し借りをしたり、あまり知らない子と隣の席になって意外な一面を知ったり、授業中に手紙を回したり、そんな小学校あるあるは、ノスタルジーになってしまうのでしょうか。

 今週は、少しだけ緩和されてクラスを2チームにわけての登校です。新たに会えるクラスメイトも増えます。長男の小学校生活が、少しでも楽しくなることを願っています。


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