
フランスへワーキングホリデーに行く前に準備したのは、お金や語学だけではありません。
日本にいる間に銀行口座を整え、大きなスーツケースとパソコンを用意。パリに到着してからは、現地の銀行口座、プリペイド携帯、地図など、生活に必要なものを少しずつ揃えていきました。
今回は、2010年から2011年にかけてフランスでワーホリをした私が、渡航前後に実際に準備したものをまとめます。
日本の銀行口座を、海外から使えるようにしておく
渡航前、日本で使っていた銀行口座は、インターネットバンキングを利用できる状態にしておきました。
私がパリへ出発したのは12月5日でしたが、11月分のアルバイト代は12月末に日本の口座へ振り込まれる予定でした。その金額が、たしか20万円ほど。
日本を出たあとでも口座を確認し、必要に応じて現地へ送金できるようにしておいたことで、このお金もパリでの生活費として使うことができました。
海外から日本の銀行口座を操作する可能性があるなら、渡航前にインターネットバンキングや海外送金の方法を確認しておくことは大切です。
また、海外で使えるクレジットカードも必須です。渡航先の対応を事前に調べておく必要があります。
ヨーロッパはカード社会で、尚且つビザカードにはほぼ対応していなかったため、基本的にはマスターカードを使っていました。
カードで買い物をすると当然日本の口座から引き落とされるので、そういう意味でも、ネットバンキングにしておくのは必須だと思います。
ただし、これは2010年当時の体験です。現在は銀行の仕組みや本人確認の方法などが変わっているため、利用する銀行の最新情報を確認してください。
パリでLCL銀行の口座を作る
パリに到着してからは、LCL銀行へ行き、現地の口座を作りました。
最初から、生活費を現地で稼ぐ前提で渡航しているので、現地口座の開設は必須でした。
日本語のできる担当者がいたので、その方と何度もやり取りしながら手続きを進めました。簡単にその場で開設できたわけではなく、必要な確認をしながら少しずつ進めた記憶があります。
この口座を作ったことで、日本の口座から送金したお金を受け取ったり、パリのうどん屋で働き始めてからは、現地で受け取った給料を生活費に充てたりできるようになりました。
当時の毎月の収入は、複数のアルバイトを合わせて約1,200ユーロ。家賃と食費で月600ユーロほどかかり、残りを観光やそのほかの生活費に使っていました。
スーツケースは、大きなものをひとつ
日本から持っていったスーツケースは、ひとつでした。
正確な容量は覚えていませんが、「小柄な人なら入れそう」と思うくらいの、かなり大きなスーツケースです。
何をどれだけ詰めたのか、重量は何キロだったのかといった細かい記録は残っていません。それでも、到着後すぐに必要になる衣類や身の回り品やPCは、このスーツケースにまとめて持っていきました。
他に、機内持ち込みサイズギリギリの手提げも用意していきました。貴重品や、チケット類、電子辞書、万が一荷物がロストした場合の数日分の着替えなどを入れていきました。
何かがあっても、なんとかする、なんとかできる準備を整えることが重要です。
約5万円のパソコンを用意
パソコンは、渡航前に約5万円で購入したLenovoのものを持っていきました。
現地でインターネットを使ったり、日本の銀行口座を確認したりするために、パソコンは必要でした。
デジカメで撮った写真の整理や、友達へのメール、旅行時の電車や飛行機、ホテルの手配や、旅程を調べたりするのにも大活躍でした。
ただ、今ならスマホで用が済むことも多いかもしれません。
到着後すぐに買った、小さな赤い携帯電話
パリに到着してすぐ、寮で長く暮らしていた日本人の方に付いてきてもらい、プリペイド携帯を買いに行きました。
現地の事情が分からない状態だったので、使い勝手のよいものを一緒に選んでもらえたのは、とても助かりました。
買ったのは、とても小さな赤い携帯電話。写真は撮れない、画像も送れない、文字入力は当然アルファベットだけという、今考えると非常にシンプルな携帯でした。
日本人同士でメールをするときも、日本語は入力できません。ローマ字で、しかも読みやすいように単語ごとに区切りながら送っていました。
それでも、待ち合わせの連絡やアルバイト先とのやり取りには欠かせないものでした。
現地で買ったパリの地図を、いつも持ち歩く
もうひとつ、現地に着いてすぐ用意したのが、パリの地図です。
近所を散歩しているときに見つけて買ったもので、パリの街が区ごとに分けて掲載され、バスの路線図も載っていました。
パリを歩くときは、いつもその地図を持ち歩いていました。そして、自分が実際に歩いたところを塗りながら、少しずつ行動範囲が広がっていくのを楽しんでいました。
日本から持っていったガイドブックも、観光地や美術館の情報を調べるには便利でした。特に「るるぶ」の美術館マップは、情報がまとまっていて使いやすかった記憶があります。
ただ、日本のガイドブックでは通りの名前が日本語で表記されていることがあります。街角でフランス語の通り名を見ながら「今いる通りはどこ?」と探すときには、現地の表記で作られた地図のほうが使いやすかったです。
何にでも使ったプラスチックのマグカップ
赤い携帯電話と一緒に写真に写っているマグカップも、パリでずっとお世話になったものです。
プラスチック製なので軽く、割れる心配が少なく、手入れも簡単。コーヒーやお茶を飲むだけでなく、スープを入れることもありました。
特別に高価なものではありませんが、こういう気軽に使える道具が、慣れない土地での生活では意外と役に立ちました。
まとめ|渡航前の準備と、現地で揃えるものを分ける
フランスワーホリの準備というと、ビザや航空券、保険などに目が向きます。しかし、実際に生活を始めるには、銀行口座や通信手段、街を歩くための地図といった、日常の基盤も必要でした。
- 日本の銀行口座を海外から確認できるようにしておく
- 現地で使えるクレジットカードを用意しておく
- 働く場合は、現地で受け取れる銀行口座を作る
- 到着直後に必要な荷物はスーツケースに入れる
- 連絡手段を確保する
- 現地表記の地図を用意する
私の場合は、すべてを日本で完璧に準備していったわけではありません。日本で済ませておくべきことを済ませ、パリで暮らし始めてから、周りの人にも助けてもらいながら必要なものを揃えていきました。
現在はスマートフォンや海外送金サービスもあり、当時とは準備の方法が大きく違います。それでも、「渡航前でなければできないこと」と「現地で人に聞きながら選んだほうがよいもの」を分けて考えることは、今でも役立つと思います。
一人での準備は不安も多いと思います。 以下は、フランスのワーキングホリデーを扱っている留学エージェントの一例です。 資料請求してみると、最近の動向も分かって良いと思います。

