
16区のビラケム橋からエッフェル塔を望む
フランスワーホリ生活の最後に住んだのは、16区の友人の小さなワンルームでした。
地下生活をした16区にまたご縁があり、今度はアパートの最上階でした。
ただ、よくある「7階エレなし」ではなく、エレベーターはちゃんとついていました。
帰国まで残り数か月となり、私を含めた友人3人とも旅行に出ることが増えていたため、
「どうせ部屋にほとんどいないなら、1か所に集まって家賃を抑えよう」
ということになりました。
こうして、友人1人が借りていた小さなワンルームに、3人分の荷物を持ち込んで共同生活が始まりました。
家賃はかなり安くなりましたが、部屋はとにかく狭い。
ベッドは1台、シャワーとトイレは共同、水回りも決して快適とは言えませんでした。
それでも、帰国前の節約生活としてはかなり合理的で、今振り返ると面白い経験だったと思います。
この記事では、パリの小さなワンルームで友人3人と暮らしたときの、良かったところ・困ったところを紹介します。
※私が滞在していたのは2010~2011年です。家賃、住宅事情、設備などは現在と異なる可能性があります。当時の体験談としてご覧ください。
帰国前、友人3人でワンルームに集結
ワーホリ期間も残り数か月となる頃には、アルバイト代も少しずつ貯まり、最後だからと周辺の国へ旅行に出ることが増えていました。
私を含めた友人3人とも、家にいる時間がかなり少なくなっていました。
そこで、
「どうせほとんど自宅に帰らないなら、1か所に集まって家賃を減らそう」
ということになりました。
友人のひとりが借りていたワンルームを、実質的に3人の荷物置き場兼寝床として使うことになったのです。
部屋は全部で4畳半ほど。
据え付けのベッドが1台、小さな机と椅子、そしてお湯を沸かす程度の簡単なキッチンがあるくらいでした。
そこに3人分のスーツケースや荷物を置くので、かなりの圧迫感です。
さらに、3人全員が同じ日に部屋へ戻ってきた時は、ベッド1台では足りません。
狭い部屋の中で、なんとか寝る場所を作っていました。
友人3人で共同生活して良かったところ
家賃がとにかく安くなる
最大のメリットは、もちろん家賃です。
もともと小さな部屋で家賃もそれほど高くなかったところを、さらに3人で分けるので、住居費をかなり抑えられました。
帰国前は旅行代や移動費もかかるため、住居費を減らせたのはかなり助かりました。
食費もシェアできる
3人で暮らしていると、食材も分けやすくなります。
一人暮らしだと、瓶入りのパスタソースや大容量の食材を使い切るのが難しいこともあります。
でも3人いれば、ひと瓶のパスタソースを一度で使い切ったり、まとめて簡単な料理を作ったりできます。
外食の高いパリでは、自炊できるだけでもかなりの節約になりました。
生活の知恵が集まる
3人ともそれぞれフランス生活を経験していたので、
「これをこうすると安い」
「この食材はこう食べると楽」
といった生活の知恵も自然と集まりました。
たとえば、クスクスを粉末スープと一緒にお湯で戻して、カップ麺のように食べる方法を試したりしていました。
今思うと、かなり節約モードの食生活でしたが、そういう工夫も楽しかったです。
旅行の相談がしやすい
仲のいい3人だったため、旅行の予定を立てるのも簡単でした。
同じ部屋にいれば、
「次どこ行く?」
「この便安いよ」
と、その場で話を進められます。
ワーホリ終盤の、少し浮ついた楽しい時期だったと思います。
友人3人で共同生活して困ったところ
とにかく狭い
最大の問題は、何と言っても部屋の狭さです。
もともと一人用の小さなワンルームに、3人分の荷物を置いていました。
ベッドは1台しかないため、全員が部屋に揃うと寝る場所の確保だけでも大変でした。
荷物をまたいで歩くような状態になることもありました。
シャワーとトイレが共同
シャワールームとトイレは部屋の外にあり、共同で使うタイプでした。
しかも設備はかなり古く、シャワーは途中でお湯が出なくなることもありました。
水圧も弱く、快適なシャワーとは言いにくかったです。
トイレの水も弱い
共同トイレも、水の流れがあまり強くありませんでした。
一気に流すというより、
「様子を見ながら、そっと流す」
という感じです。
パリでは住む場所によって、水回りの当たり外れがかなりあると感じました。
一人の時間はほぼない
3人が同時に部屋にいると、完全に一人になれる場所はありません。
仲のいい友人同士だったので大きな問題にはなりませんでしたが、長期間続けるにはかなり疲れる暮らし方だったと思います。
パリの小さな部屋で感じた水回り事情
この部屋に限らず、フランスでは古い建物に住むと、水回りの弱さに悩むことがありました。
シャワーの水圧が弱い、お湯が安定しない、トイレの流れが悪いなど、日本の住宅ではあまり意識しないことを気にする場面が多かったです。
一方で、パリは日本より乾燥しているため、日本の高温多湿な環境とはまた違う暮らしやすさもありました。
多少お風呂が簡素でも、じめじめした不快感は日本より少なかった印象があります。
その代わり、硬水のため、シンクや食器に白いカルシウム跡が残ることはよくありました。
友人との共同生活はこんな人に向いていると思う
- 家賃をできるだけ抑えたい人
- 仲のいい友人と生活をシェアできる人
- 部屋の広さにあまりこだわらない人
- 旅行などで家を空けることが多い人
- 多少不便でも節約を優先できる人
逆に、プライベートな時間や自分だけの空間を大切にしたい人には、かなり厳しいと思います。
まとめ|帰国前だからできた、かなり特殊な共同生活
友人3人でのワンルーム生活は、快適な暮らしだったとは言えません。
狭い、水回りが弱い、一人になれない。
条件だけ見ると、かなり大変です。
それでも、帰国前で旅行に出ることが多く、部屋をほとんど「荷物置き場と寝床」として使っていた私たちには、かなり合理的な住まい方でした。
家賃を抑えながら最後の旅行を楽しみ、友人と一緒に過ごしたこの時期も、ワーホリ生活の面白い思い出のひとつです。
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