フランス語ほぼゼロでワーホリへ|渡航前の勉強と現地で感じた言葉の壁【準備編2】

「フランスへワーキングホリデーに行っていた」と話すと、「フランス語が話せたの?」と聞かれることがあります。 結論からいうと、渡航前の私はフランス語がほとんど話せませんでした。 それでも、買い物やアルバイトに必要な言葉を少しずつ覚えながら、パリで約1年間生活しました。

この記事は、私が2010〜2011年にフランスでワーキングホリデーをしたときの体験談です。「フランス語ができなくても問題ない」という意味ではなく、当時の私が渡航前に何を勉強し、現地でどう乗り切ったかをまとめています。

渡航前はフランス語がほとんどできなかった

正直にいうと、私は語学が得意ではありません。 英検3級には3回落ちて、4回目でようやく合格しました。当然、フランス語もできません。 フランスへの渡航を決めてから勉強を始めましたが、1年ほど独学で詰め込んだからといって、急に話せるようになるわけではありませんでした。 渡航前に仏検5級を取ったような気もするのですが、当時の記録が見つからず、今となってははっきり覚えていません。ただ、少なくとも仏検4級には届かない程度の語学力でした。

駅までの20分間、フランス語を聞き続けた

まったく言葉が分からないまま渡航するのは、さすがに不安です。 そこで、当時住んでいた家から駅まで歩く約20分間を、フランス語を聞く時間にしました。
    • 100円ショップで買った旅行者向け会話CD
    • 仏検の頻出単語集に付いていたCD
    • フランス語のシャンソン
シャンソンはほとんど聞き取れませんでしたが、とにかくフランス語の音に耳を慣らそうとしていました。 今のようにスマートフォンで気軽に語学動画や音声を探せる時代ではなかったので、同じCDを何度も繰り返して聞いていました。

特に覚えたのはフランス語の数字

渡航前に特に力を入れたのが、数字です。 買い物の金額、電話番号、住所、時間、注文の個数など、数字は生活のあらゆる場面で必要になります。 フランス語の数字は、70以降の組み立て方が日本語や英語とはかなり違います。
    • 70:soixante-dix(60+10)
    • 71:soixante et onze(60+11)
    • 80:quatre-vingts(4×20)
    • 90:quatre-vingt-dix(4×20+10)
以前の私は、これを雑に「フランス語は60進法」と理解していました。しかし正確には、普通の10進法を基本にしながら、70・80・90に昔の数え方の名残がある、というほうが近いようです。 理屈を理解するだけでは、とっさに数字が出てきません。 そこで、1から100までの音声を繰り返し聞き、歩きながらぶつぶつ唱えました。道で目に入った数字もフランス語で読んで、ひたすら体に覚えさせました。

数字の勉強は、うどん屋のレジで役に立った

この数字の練習は、パリでうどん屋さんのアルバイトを始めてから、かなり役に立ちました。 レジでは、お客さんに会計金額を伝えなければなりません。注文を取るときにも、ビールが何本なのか、ペリエが何本なのかを確認する必要があります。 数字をうまく発音できず、レジ業務に苦労していた後輩もいました。 私は複雑な会話はできませんでしたが、渡航前に数字を重点的に覚えていたおかげで、会計や注文数の確認には何とか対応できました。

帰国直前まで「Un baguette」と言っていた

数字は覚えた一方で、文法や名詞の性はかなり適当でした。 私は帰国直前まで、パン屋さんでバゲットを注文するときに、
Un baguette, s’il vous plaît.
と言っていました。 ある日、一緒に買い物へ行った友達から、
「バゲットは女性名詞だから、Une baguetteだよ!」
と教えられて、初めて間違いに気付きました。 それまでずっと間違えていたわけですが、指を1本立てて「バゲット、シルブプレ」と言えば、バゲットは1本買えます。 文法的には間違っていても、生活そのものは何とかなっていました。

フランス語ができなくても生活できた理由

言葉の壁は、もちろん高く感じました。 ただ、私が暮らしていた範囲では、毎日それほど込み入った会話をしなくても生活できました。
    • 買い物では商品をレジに持っていく
    • パン屋では商品名と個数を伝える
    • 分からなければ数字や住所を書いて見せる
    • よく使う言い回しを、そのまま覚える
    • 身ぶりや指差しにも頼る
    • 込み入った内容は電子辞書を持参しながら単語で伝える
こうした方法で、日常生活に必要な場面を一つずつ乗り切っていました。 もちろん、もっとフランス語が話せれば、仕事の選択肢も人間関係も広がったと思います。「話せなくても大丈夫だった」というより、話せないなりに使う場面を限定し、周囲にも助けてもらいながら生活していたというのが正確です。

仏検4級に合格したのは帰国後

フランスで1年間暮らしたからといって、帰国時に急にフランス語がペラペラになっていたわけではありません。 帰国後にあらためて勉強し直し、仏検4級に合格しました。 今はまた、当時覚えたことをかなり忘れてしまいました。それでも数字だけは、渡航前に何度も繰り返したおかげか、比較的よく覚えています。

まとめ:完璧に話せなくても、必要な言葉から覚えればいい

私が渡航前に行った語学の準備は、それほど特別なものではありません。
    • 通勤・通学中にフランス語を繰り返し聞く
    • 挨拶や買い物で使う表現を覚える
    • 生活に欠かせない数字を重点的に練習する
    • 分からないときに書いて見せる準備をする
十分な語学力を身につけてから渡航できるのが理想ですが、完璧になるまで待っていたら、私はフランスへ行けなかったかもしれません。 最低限の言葉を覚え、間違えながらでも実際に使う。私のフランスワーホリは、そんな状態から始まりました。 英語もおぼつかない私が自分だけで全てを準備するのは無理だっただろうと思うので、お金はかかりましたが、最初はエージェントを通してよかったと思っています。 ワーホリエージェントは数あれど、フランスへの渡航を扱っていないところも多いです。 以下は、フランスのワーキングホリデーを扱っている留学エージェントの一例です。 渡航を検討している方は、最新情報を仕入れるためにも、資料請求だけでも無駄にならないと思います。
夜に明かりが灯るブーランジュリーの外観
「フランスへワーキングホリデーに行っていた」と話すと、「フランス語が話せたの?」と聞かれることがあります。 結論からいうと、渡航前の私はフランス語がほとんど話せませんでした。 それでも、買い物やアルバイトに必要な言葉を少しずつ覚えながら、パリで約1年間生活しました。

この記事は、私が2010〜2011年にフランスでワーキングホリデーをしたときの体験談です。「フランス語ができなくても問題ない」という意味ではなく、当時の私が渡航前に何を勉強し、現地でどう乗り切ったかをまとめています。

渡航前はフランス語がほとんどできなかった

正直にいうと、私は語学が得意ではありません。 英検3級には3回落ちて、4回目でようやく合格しました。当然、フランス語もできません。 フランスへの渡航を決めてから勉強を始めましたが、1年ほど独学で詰め込んだからといって、急に話せるようになるわけではありませんでした。 渡航前に仏検5級を取ったような気もするのですが、当時の記録が見つからず、今となってははっきり覚えていません。ただ、少なくとも仏検4級には届かない程度の語学力でした。

駅までの20分間、フランス語を聞き続けた

まったく言葉が分からないまま渡航するのは、さすがに不安です。 そこで、当時住んでいた家から駅まで歩く約20分間を、フランス語を聞く時間にしました。
    • 100円ショップで買った旅行者向け会話CD
    • 仏検の頻出単語集に付いていたCD
    • フランス語のシャンソン
シャンソンはほとんど聞き取れませんでしたが、とにかくフランス語の音に耳を慣らそうとしていました。 今のようにスマートフォンで気軽に語学動画や音声を探せる時代ではなかったので、同じCDを何度も繰り返して聞いていました。

特に覚えたのはフランス語の数字

渡航前に特に力を入れたのが、数字です。 買い物の金額、電話番号、住所、時間、注文の個数など、数字は生活のあらゆる場面で必要になります。 フランス語の数字は、70以降の組み立て方が日本語や英語とはかなり違います。
    • 70:soixante-dix(60+10)
    • 71:soixante et onze(60+11)
    • 80:quatre-vingts(4×20)
    • 90:quatre-vingt-dix(4×20+10)
以前の私は、これを雑に「フランス語は60進法」と理解していました。しかし正確には、普通の10進法を基本にしながら、70・80・90に昔の数え方の名残がある、というほうが近いようです。 理屈を理解するだけでは、とっさに数字が出てきません。 そこで、1から100までの音声を繰り返し聞き、歩きながらぶつぶつ唱えました。道で目に入った数字もフランス語で読んで、ひたすら体に覚えさせました。

数字の勉強は、うどん屋のレジで役に立った

この数字の練習は、パリでうどん屋さんのアルバイトを始めてから、かなり役に立ちました。 レジでは、お客さんに会計金額を伝えなければなりません。注文を取るときにも、ビールが何本なのか、ペリエが何本なのかを確認する必要があります。 数字をうまく発音できず、レジ業務に苦労していた後輩もいました。 私は複雑な会話はできませんでしたが、渡航前に数字を重点的に覚えていたおかげで、会計や注文数の確認には何とか対応できました。

帰国直前まで「Un baguette」と言っていた

数字は覚えた一方で、文法や名詞の性はかなり適当でした。 私は帰国直前まで、パン屋さんでバゲットを注文するときに、
Un baguette, s’il vous plaît.
と言っていました。 ある日、一緒に買い物へ行った友達から、
「バゲットは女性名詞だから、Une baguetteだよ!」
と教えられて、初めて間違いに気付きました。 それまでずっと間違えていたわけですが、指を1本立てて「バゲット、シルブプレ」と言えば、バゲットは1本買えます。 文法的には間違っていても、生活そのものは何とかなっていました。

フランス語ができなくても生活できた理由

言葉の壁は、もちろん高く感じました。 ただ、私が暮らしていた範囲では、毎日それほど込み入った会話をしなくても生活できました。
    • 買い物では商品をレジに持っていく
    • パン屋では商品名と個数を伝える
    • 分からなければ数字や住所を書いて見せる
    • よく使う言い回しを、そのまま覚える
    • 身ぶりや指差しにも頼る
    • 込み入った内容は電子辞書を持参しながら単語で伝える
こうした方法で、日常生活に必要な場面を一つずつ乗り切っていました。 もちろん、もっとフランス語が話せれば、仕事の選択肢も人間関係も広がったと思います。「話せなくても大丈夫だった」というより、話せないなりに使う場面を限定し、周囲にも助けてもらいながら生活していたというのが正確です。

仏検4級に合格したのは帰国後

フランスで1年間暮らしたからといって、帰国時に急にフランス語がペラペラになっていたわけではありません。 帰国後にあらためて勉強し直し、仏検4級に合格しました。 今はまた、当時覚えたことをかなり忘れてしまいました。それでも数字だけは、渡航前に何度も繰り返したおかげか、比較的よく覚えています。

まとめ:完璧に話せなくても、必要な言葉から覚えればいい

私が渡航前に行った語学の準備は、それほど特別なものではありません。
    • 通勤・通学中にフランス語を繰り返し聞く
    • 挨拶や買い物で使う表現を覚える
    • 生活に欠かせない数字を重点的に練習する
    • 分からないときに書いて見せる準備をする
十分な語学力を身につけてから渡航できるのが理想ですが、完璧になるまで待っていたら、私はフランスへ行けなかったかもしれません。 最低限の言葉を覚え、間違えながらでも実際に使う。私のフランスワーホリは、そんな状態から始まりました。 英語もおぼつかない私が自分だけで全てを準備するのは無理だっただろうと思うので、お金はかかりましたが、最初はエージェントを通してよかったと思っています。 ワーホリエージェントは数あれど、フランスへの渡航を扱っていないところも多いです。 以下は、フランスのワーキングホリデーを扱っている留学エージェントの一例です。 渡航を検討している方は、最新情報を仕入れるためにも、資料請求だけでも無駄にならないと思います。