フランスワーホリ中、パリ郊外の一軒家ルームシェアを出たあと、次に住んだのがパリ16区のアパルトマンの地下室でした。
場所はPassy(パッシー)周辺。
治安がいいと言われるエリアで、メトロ6番線を使えばセーヌ川やエッフェル塔にも近い場所でした。
ただし、部屋は一般的なアパルトマンの一室ではなく、建物の地下にある小さな部屋。
キッチンはなく、広さもかなりコンパクトでした。
それでも、一人暮らしの気楽さと家賃の安さ、そしてバイト先に近い便利さがあり、私にとってはかなり快適な2か月でした。
この記事では、パリ16区の地下室で一人暮らししたときの、良かったところ・困ったところを紹介します。
※私が滞在していたのは2010~2011年です。住宅事情や物価、設備などは現在と異なる可能性があります。当時の体験談としてご覧ください。

別確度から見た部屋内部。水回りに続く扉です
パリ16区の地下室で2か月一人暮らし
一軒家ルームシェアの契約が終わり、次の住まいを探していた頃、私は日本食レストランのアルバイトとベビーシッターを掛け持ちしていました。
周りの人に「誰か部屋のあてがないか」と声をかけていたところ、ベビーシッター先のアパルトマンの地下に空いている部屋があるという話になりました。
冬は寒いけれど、夏なら過ごせるということで、7月・8月の2か月だけ借りられることになりました。
最寄り駅はPassy(パッシー)。
メトロ6番線が通っていて、セーヌ川を渡る時にはエッフェル塔が見える場所です。
大好きだったビル・アケム橋も近く、パリらしい景色を楽しめるエリアでした。
地下室で一人暮らしの良かったところ
とにかく一人で気楽
一番大きかったのは、誰にも気を使わずに一人で暮らせたことです。
それまで寮やルームシェアなど、ずっと誰かと一緒に暮らしていたので、自分の生活リズムだけで動けるのはかなり楽でした。
部屋を多少散らかしていても誰にも迷惑をかけませんし、好きな時間に出入りできます。
家賃が安かった
もともと住居用というより、物置に近い使われ方をしていた部屋だったため、家賃はかなり安く済みました。
広さはベッドと荷物を置けばほぼいっぱいという程度でしたが、当時は寝るために帰るような生活だったので、私には十分でした。
バイト先に近くなって生活が楽になった
郊外の一軒家に住んでいた時と比べて、パリ市内に住むことで通勤がかなり楽になりました。
さらに、ベビーシッター先が同じ建物内だったため、夜の寝かしつけなどの仕事にも対応しやすくなりました。
結果的にバイト代も貯まりやすくなり、この頃からフランス郊外への日帰り旅行や、少し遠出する余裕も出てきました。
Wi-Fiとシャワーが使えた
小さな部屋でしたが、Wi-Fiが使えたのは助かりました。
また、お湯がちゃんと出るシャワールームがあり、トイレと別だったのも良かったです。
語学学校の寮では水回りにかなり苦労したので、「ちゃんとお湯が出る」というだけでありがたく感じていました。

シャワーのみです。湯舟はありません。タンクのお湯を使い切ると水になります

ありがたいことにトイレ別です
近所のパン屋がおいしかった
近くにとてもおいしいパン屋があり、毎日パンを買いに行くのが楽しみでした。
キッチンがない生活だったので、こうした近所のお店にはかなり助けられました。
地下室で一人暮らしの困ったところ
キッチンがない
この部屋には、なんとキッチンがありませんでした。
使えたのは電気ポットくらい。
お茶を入れたり、粉末スープを溶かしたりする程度です。
食事は、近所のパン屋でバゲットを買ったり、スーパーでサラダを買ったりしていました。
日本食レストランのバイト先で余った食材や、おにぎりをもらうこともあり、かなり「買ってきて食べる」生活でした。
16区は物価が高い
治安がいいと言われるエリアは、その分生活費も高くなります。
郊外のルームシェア時代は大型スーパーで安く食材を買えましたが、16区のスーパーでは全体的に高く感じました。
その頃は本当に「バゲットとチーズと水があれば生きていける」というような生活でした。
地下なので暗い
部屋は地下にあるので、出入りするたびに薄暗い場所を通る必要がありました。
部屋の電気も、明るい天井照明ではなく、オレンジ色の間接照明のようなものでした。
夜に本を読んだり、何か作業したりするには少し不便でした。

掃除用具のわきから階段を降りていきます

階段を降りた先につながる地下通路

ダンジョンみのある部屋の入口の扉
出入りをあまり見られないようにと言われていた
もともと人が住むための部屋というより、物置に近い部屋だったため、建物への出入りをあまり人に見られないようにしてほしいと言われていました。おそらく、外から知らない人が入ってきて、勝手に居着いてしまうことを警戒していたのだと思います。
そのため、普通の賃貸物件に住んでいる感覚とは少し違いました。
オートロックのマンションの内側とはいえ、他の住人がいるときには地下への扉を開かないようにするなど、気を付けていました。
今振り返ると、かなり変わった住まい方だったと思います。

扉を開くと掃除用具が見えますがこの左奥が階段になっていて地下になっています
地下室暮らしはこんな人に向いていると思う
- 家賃をできるだけ抑えたい人
- 部屋の広さにあまりこだわらない人
- 一人で気楽に暮らしたい人
- 外食や買ってきた食事でも困らない人
- 立地や通勤のしやすさを重視する人
逆に、キッチンでしっかり自炊したい人や、日当たり・明るさ・広さを重視する人には、かなり厳しいと思います。

明り取りの窓があり、窓は地上スレスレのところに設置されています。
まとめ|狭くても、当時の自分にはかなり快適だった
パリ16区の地下室は、一般的な意味で快適な部屋だったとは言いにくいです。
狭い、暗い、キッチンなし。
条件だけを見ると、かなり不便な部屋でした。
それでも、一人で暮らせる気楽さ、安い家賃、バイト先への近さは、当時の私には大きなメリットでした。
ワーホリ中の住まいは、「広くて快適か」だけではなく、その時の仕事や生活スタイルに合っているかもかなり重要だと感じました。
フランスワーホリ中に私が経験した5種類の住まいについては、
フランスワーホリの住まい5パターン比較
でまとめています。

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