ケーキ屋かと見間違えるほどカラフルなショーケース
パン屋さんのPAULです。外観がお洒落すぎだったのと、あまりにお菓子が売っているので、最初「パン屋」だということも分かりませんでした。
しかも日本にも店舗があるんですよね。 帰国してからは懐かしくて何度かバゲットやクロワッサンを買いましたが、なかなかに高級です。美味しいですが。渡仏前は、一度だけ二子玉川高島屋に入っていたPAULでパンを買いましたが、お洒落すぎて「高い!!」としか思いませんでした…しかも店名の読み方も読めず…ポールと読みます。フランス人には大変メジャーな名前です。
一番最初に8区の大きなポールに寄ったときは、やっぱりなんだかお洒落すぎて、なんにも買わずに出てきてしまいました。バイト先のすぐ近くに店があったので毎日前を通っていたのですが…
フランスのパン屋とお菓子屋
フランスではパン屋と焼き菓子屋はブーランジュリーと呼び、サンドイッチとマカロンはほとんどの店で同じように棚に並びます。
チョコレートは専門外で、チョコ屋はショコラトリーです。日本の「ケーキ屋」のように、生菓子を中心に扱う店はほぼなくて、パン屋でついで的に扱っているか、チョコ屋でチョコケーキを扱っていれば持ち帰ることができます。
こちらはチョコレート専門店、ショコラトリーのショーケース。こちらもなかなかにカラフル。
ポールは大きなパン屋なので日本でよく見かける生フルーツのケーキも売っていますが、フランスのパン屋で一般的なのは、1枚目の写真左端に写っているジャムのタルトなど、火を入れたお菓子です。日持ちや衛生上のことを考えてのことかと思われます。
日本のパン屋やケーキ屋は各店工夫を凝らしていて、その店オリジナルの惣菜パンやキャラクターパンなんかを考案していて商品開発に余念がないですが、パリのパン屋はだいたいどこもスタンダード。最初は飽きないのかな?と思いましたが、どこに行っても、「基本のパン」がいつでも買える安心感、そして慣れてくると同じバゲットでも店によって違いが分かるようになってくるので、だんだん贔屓のパン屋が出来てきます。パン屋トークは尽きません。