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日常生活

エッフェル塔と橋

定番のエッフェル塔

パリを代表する観光名所、エッフェル塔。高い建物がない市内では、驚くほどあちこちで見かけることができます。

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エッフェル塔の目の前の広場、シャンドゥマルス公園からは、こーんな感じの、迫力がある写真が撮れます。

ただ、当然ながらとっても混んでいるので、観光感満載です。謎のエッフェル塔グッズを売りつけてこようとするお兄さん達がいっぱいいます。(3個で5ユーロなど、安いのでお土産に買いましたが、作りが粗雑なので何かの拍子に歪みました(笑))写真撮影に気を取られて、スられたりしないように、気を付けてください。

 

セーヌ川沿い、7区の端っこに位置するエッフェル塔。目の前のイエナ橋を渡ると抜群のフォトスポット、シャイヨー宮です。ここから撮ると、こんな感じのかっこいい写真が撮れます。世界中のウェデイングフォトなどでも大人気なようで、よく花嫁衣裳で撮影会をしています。ここも、当然めっちゃ混んでいます。

そういうのは観光ガイドにお任せするとして、このページではマニアックなエッフェル塔を載せてみたいと思います。

グルネル橋(Pont de Grenelle)からの眺め

エッフェル塔正面のイエナ橋から二本南側に移動した橋、グルネル橋(GooglMapに飛びます)からの眺めがこちら。15区から16区に渡る橋です。非常にシンプルな欄干と、近代的なビルと相まって、なんだかエッフェル塔もスタイリッシュに見えてきます。ここからなら、観光地の喧騒もありません。

このグルネル橋、白鳥の小道というセーヌ川の真ん中を歩ける遊歩道に出られるようになっていて、その先端には小さな自由の女神像があります。
フランスからアメリカに贈られた自由の女神像。内部は鉄の骨組みで、外側は銅製です。(緑青で緑色)その内部の鉄骨は、エッフェル塔を作ったギュスターヴ・エッフェルさんが手がけたそうです。
この辺りは住宅地で、マンションも多く、近代的です。パリ市内で随一の人口を誇り、「近代的なパリ」の代名詞である「モンパルナスタワー」も、15区にあります。

私がいたころはまだ色々開発真っただ中、という雰囲気だったこの界隈。それでも、パリ中心部の歴史を感じさせる雰囲気とは全く別の、現代的でシャープな空気感でした。改めてグーグルマップで見てみたら、ショッピングモールが立ち並び、ちょっと郊外のお買い物エリア、という顔になっているようです。練馬のイオン、みたいな感じですね。

この橋を渡ると、今度は「閑静な住宅街」である16区の落ち着いた雰囲気に変わります。16区の建物はしっかりがっしりしていて、昔からの高級住宅地の様相です。さながら、港区白金のような感じでしょうか。見る場所から、エッフェル塔の印象も変わるような気がして、面白いものです。

セーヌ川(la Seine)からの眺め

こちらは足元のセーヌ川からの眺めです。右側に写っているのはイエナ橋です。

旗とおじさんが写っていますが、バトビュス(公式サイトに飛びます)という水上バスからの写真です。非常に気軽な、1日使える乗り放題券が使えます。(大人17ユーロ)パリは本当にセーヌ川を中心にできていて、主たる観光名所はほぼセーヌ川沿いにあります。
世界遺産に登録されているセーヌ川のシュリー橋(シテ島の端)からイエナ橋(エッフェル塔ふもと)までの河岸は、水上バスからなら一気に見ることができます。

その中でも、水上バスならではの見どころは橋です。
セーヌ川にかかる橋は37本という多さで、その橋の一つ一つが非常に凝っています。船から見れば、橋げた、橋の裏など、なかなか見ることができない彫刻や、構造美を堪能することができます。
そして、数ある名所の中でも、やはりエッフェル塔は格別感があります。324mと東京タワーより9m背が低いエッフェル塔ですが、川から見れば当然その分見上げる形となり、迫力が増します。昼間のシックなブラウンも素敵ですが、ライトアップした姿も美しいです。

ビラケム橋(Pont de Bir-Hakeim)からの眺め

最後に、私が大好きなビラケム橋(GoogleMapに飛びます)からの眺めです。最初に紹介したグルネル橋より、橋1本分エッフェル塔に近いので、より大きく見えます。
それでいて、イエナ橋から歩いて数分の距離なのに観光客は全くおらず、のんびりと全体像を見ることができます。
この橋自体もとても素敵で、上はメトロが通る鉄道橋、下が車と歩行者用の橋という二層構造になっています。

全て鉄でできていて、それでいて非常に優雅な曲線でできています。この橋も15区と16区を繋ぐ橋で、なかなかお洒落なので色々な映画や写真撮影などにもよく使われるそうです。

橋全体はこういった感じ。ぶら下がる電灯も、レトロです。

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歩いてみると、一定のリズムで繰り返される鉄柱の足がなんだか気持ちがいいのです。この無機質な感じと、有機的な曲線の融合が大好きです。
ここから一人エッフェル塔を眺めていると、時折通るメトロの音と相まって、すごく、ぼんやりできます。はぁ~、鉄のレース編みと称されるエッフェル塔、きれいだなぁ~、と。

遮るものも何もなく、川の上なので空も広々としています。

ここを走る6番線は始発がエトワール凱旋門。エッフェル塔の目の前のトロカデロ駅を通り、このビラケム橋を渡って、パリ市内南部の地下を走ります。終点は、12区の住宅地、ナシオンです。パリに住んで最初の住所が12区で、16区のお宅にベビーシッターに通っていた私は、この6番線をとっても良く使っていました。
地下から橋を渡るために地上に出て、ぱぁっとエッフェル塔が目に入ってくる、このビラケム橋からの眺めは、寒くてしょんぼりするときも、お金がなくてお腹が空いているときも、なんだか前向きになれるような、そんな車窓でした。

エッフェル塔と橋

エッフェル塔は川辺に立っているので、さまざまな橋からそれぞれ違った表情で楽しめます。お気に入りの場所からでもいいし、気分によって、眺める場所を変えるのも面白いです。

ちなみに、できたばかりの頃はかなり賛否両論だったエッフェル塔。パリの街に似つかわしくないと、批判もかなり多かったようです。だから、「エッフェル塔を見たくない奴はエッフェル塔に上れ」という言葉もあったようで…

今ではすっかりランドマークとして愛されるエッフェル塔。街散策中に通りの向こうから顔をのぞかせる姿にも、良く出会えるので、探してみるのも楽しいです。

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