2010_12220118 posted by (C)SATO NAOMI
ヌテラ。あなたはこのチョコレートペーストを食べたことがあるだろうか。私はフランスに行くまで知りませんでした。コレがこんなにおいしいなんて。
写真は、パリに到着してから15日後、ようやく生活環境がちょっとまともになってきたころの貧乏飯です。
とにかくパンを食べておけば何とかなるということで、パンのお供を買ってきています。今回はパンの強力なお供、ヌテラについてです。
この記事はこんな人におススメです!
・私もヌテラが好き!ヌテラっていいよね!
・ヌテラって何?気になっている!
・ヌテラ以外のパンのお供って何があるの?
ヌテラってそもそも何?
ヌテラは、イタリアのピエモンテ出身のフェレロさんが作った、ヨーロッパや北米で愛されるチョコレート・スプレッドです。
ピエモンテ州で産出の多いヘーゼルナッツのペーストが練り込まれていることが他のチョコレート・スプレッドとの大きな違いで、
これが香ばしく、飽きの来ない味を作り出しているといえます。マカダミアナッツチョコや、アーモンドチョコなどが好きな人は、きっと気に入る味だと思います。
逆に、ナッツの苦手なうちの次男は「ナッツの味がする」と言って、ヌテラが嫌いです。衝撃でした。
日本では、ヌテラは200g入りの小さなものが450円前後(2023.12.28調べ)で販売されているのが一般的なようです。
基本的にはパンに塗って食べるのですが、日本では食パンにはバターを塗ったり、ジャムを塗ったりと、他の競合が強いので、ヌテラはお値段も安くないし、日陰の存在かもしれません。
ちなみに、フランスでは200g入りなんてものは売っておらず、2倍の容量の400gで3.21ユーロでした。(Carrefour(カルフール)オンラインの価格)
本日のユーロ/円は157円なので、約504円。2倍の容量なのに値段は日本で買うものと50円程度しか変わらない…という、「現地の安さ」を実感します。
ちなみに現地でジャムなどは370g1.19ユーロなので、比較するとやはり割高ではあります。
ヌテラと他のパンのお供
フランスの子供がいる家庭ではほぼ常備しているといわれるヌテラ。
朝ごはんや、おやつに、パンにヌテラを塗ったものを気軽に食べています。
食事の基本はやはりパンのフランス人。ヌテラはとっても身近なパンのお供として、人々に愛されています。
2010_12220119 posted by (C)SATO NAOMI
それぞれのフタを開けるとこんな感じになっています。パンの脇に落ちてる黒い種はオリーブの種です。奥にある白い容器はヨーグルト。この数日はトルコ人の女の子と相部屋だったので、分けてもらったものです。
トルコ人はヨーグルトとオリーブとコーヒーが好きだ、と言っていました。
赤いカップに入っているのは「リエット」と言って、豚肉を煮込んでペースト状にした、「パンに塗る肉」です。ハムなどより日持ちして、量が調節できるので便利で良く買っていました。
味付けしてあるので、このままパンに塗って食べてもおいしいし、ポテトサラダなんかに入れてアクセントにしてもおいしいです。
リエットの隣にある白い塊はカマンベールチーズです。こんなに大きくて2ユーロ。これを買ってきて、4日くらいで食べきっていました。チーズ大好きなので、安さに浮かれて2日で食べていたこともあります。
フランスはチーズ王国なので、とにかくチーズの種類はびっくりするほどたくさんあって、そして安いです。
日本でもおなじみのベルキューブやカプリス・デ・デュー、ル・ルスティック、赤い蝋に包まれたベビーベル、様々なフレーバーが楽しめるブルサン。
美味しいチーズを様々覚えてしまい、日本に帰って来た時には、値段がおおよそフランスの3倍程度するのに驚きました。
中でもカプリス・デ・デューはフランス語で「甘い」の意味の「デュー」という通り、とてもやさしいお味で大好きです。
まとめ
フランスのパン屋のパンは、びっくりするほどおいしくて安いのですが(1~1.5ユーロ)、翌日になるとカチコチになってしまったり、パン屋さんから持って帰ってくる途中で誘惑に負けて食べてしまうので、
写真のような、スーパーで大量に売られている量産品のパンも良く買っていました。ビニールに入っている安価なパン(0.7ユーロ)でも美味しく食べるには、ヌテラやチーズが大活躍です。
バゲットタイプ以外にも、食パン?みたいなパンも大量に入って安く売っていて、私の貧乏飯の定番でした。
パン屋さんのパンに比較するとパサパサしていますが、日を置いても固くなりにくく、一人暮らしにはありがたいです。
最後に、私の基本の朝ごはんの値段を公開して終わります。安いです。